友井賢太郎JAZZ&FUSION

KENTARO TOMOI JAZZ&FUSION

〜新しいビッグバンドとの出会い〜

on 2002.3.15 at 富山県高岡文化ホール 19:00start

 

Set List


M1 "SEIBU-KEISATSU"main theme
M2 shainy stockings
M3 work city (オリジナル)
M4 almost like being in love
M5 moonlight serenade
M6 悲しき口笛
M7 lover come back to me
M8 in the mood
M9 take the A train
M10 evening breeze
EC Isn't she Love




 メンバー
Pf・Key:友井賢太郎
Drs:米原嘉孝 B:武田悟 Per:池畑外雄
Vo:佐藤ひろみ 古里あゆ 門嶋友美
A.Sax/Flute:チャーリー浜西 A.Sax:寺井リナ T.Sax:島崎裕一 水巻リコ B.Sax:ティーチャー境 
Trumpet:舟嵜信之 越澤一彦 荒木学 上井夕子 
Trombone:川内博之 矢木宏美 上野剛太郎 緒方 竜男

ゲスト:光田健一(Key)





 会場についたのは、開演少し前。完売と言うだけあって、たくさんのお客さんが会場に来ている。 来賓受け付けにて、富山で購入した花束を預ける。席は、5列目の端。着席したのは、開演5分くらい前だと思う。

 開演を知らせるブザーが、場内に響く。客電が落ち、いよいよスタート。
 13人のホーンと、ベース、パーカッション、ドラムのリズム隊の音が、軽快に鳴り響く。
聞こえてきたのは、西部警察のテーマ。ちなみに、入場時に配布されたパンフレットには、本日のセットリストと、出演者の写真(勿論名前も)、友井さんの紹介が、記載されていた。

 この時点で、ステージ上にはピアノは見当たらなく、「ピアノは使わないのか?」と思ったりした。
13名で奏でられる、ホーンは凄い!兄貴こと、友井さんはいったいいつ登場か?と思っていると、ステージ袖から、キーボードの音が。なんと、兄貴は、ショルダーキーボードを演奏しながらの登場。
この姿は、初めて見た。赤のショルダーキーボードが似合っている。
ホールで兄貴を見たのは初めてだったので、「なんだか、兄貴じゃないみたいだなぁ」と思ってしまう。

 1曲演奏後、挨拶を交えたMC。確か、この時、グランドピアノが、ステージセッティングされたかと思う。兄貴は、ピアノの前に座り、「ピアノソロを聞いて下さい」と言い、思いつくままの演奏をしたかと思う。
その後、電子鍵盤楽器の話を交えながら、ステージサイドにある花道にセッティングされた、エレピとシンセに移動する、兄貴(ステージ下手側)。


 ちなみに、この時、すぐ目の前に兄貴が(後で聞くと、こんなにすぐそ場の席に我々が居た事に気付いていなかったらしい(苦笑))。


そして、2曲目の演奏。演奏が始まり、しばらくすると、ステージ上手側の花道に健ちゃんこと、光田健一氏登場。兄貴と向かい合う形になっている。


健ちゃんの衣装は、珍しくスタンドカラーの白いシャツに、ピンクのパンツ。ステージには、リズム隊の3人。
 これで、セッション的な演奏が繰り広げられる。健ちゃんを引きたてつつも、兄貴と健ちゃんの軽い対決。これに合わせる、リズム隊。


健ちゃん登場時、前の席のお客さんは、パンフレットに目を向け、「あの人は誰なのか?」という、疑問を解決するがごとくの行動をしていたが、健ちゃんはこれには載っていない。
はたまた、後ろの席からは、「男?女?誰?」との会話が聞こえる。こんな情景もなかなか、面白い。まあ、それだけ、演奏にも納得するものがあったのだろう。


 アイコンタクトが、頻繁に行われるセッション的演奏の途中に、ステージには、ボーカルの友ちゃんこと、門島友美嬢が、登場。


この曲は、ボーカル付きの曲。今迄の演奏は、この曲のイントロダクションといった具合だろうか。
友ちゃんが、色を添える。彼女を久し振りに見たが、色っぽくなっていた。歌い方も変わったし、話し声も変わった。英語の発音も上手くなっていた。白のスリップロングドレスを身にまとっていた。
演奏後、兄貴が健ちゃんを紹介する。ステージ中央に並ぶ二人。健ちゃんと友ちゃんは、ここでステージを去る。

3曲目は、兄貴のオリジナル曲。中央のグランドピアノを使う。一旦、兄貴がステージを去る。

 ホーンメンバーが、ここで、登場。兄貴が、ピストル片手に登場。なんだか、小芝居を打つ模様。
人を殺すが、どうも台詞が・・・(苦笑)。ちょっと照れながら、芝居を打っているのか。
芝居に関しては、もうちょっと、台詞回しが・・・と思ったり。


 この芝居、4曲目の「ルパンV世」の紹介を兼ねた物(まあ、ルパンは殺し屋じゃないけれど。と、兄貴は言っていたけど)。


この曲は、やはりかっこいい。パンフレットのセットリストで目に入った時、「ルパンだ〜」と実は喜んだ。

 友ちゃん、再び登場。今度も白の衣装だが、キャミソールとパンツ。
先ほど歌った曲とは印象を変え、軽快な曲を歌う。この後、兄貴と友ちゃんは腕を組み、一緒にステージを去る。

 続いて、兄貴と腕を組んで登場したのが、古里あゆさん。
去年11月に、ソロコンサートも行った、あゆさんである。あゆさんも、白の衣装。
妖艶な雰囲気を醸し出す。ちなみに、彼女は姿勢良く歩き、歌うので、凛とした印象もある。
彼女が歌うのは、これまた私が好きな、「ムーンライト セレナーデ」。

 7曲目は、大御所登場。パンフレットで、彼女の名前を見た時、「え?」と思った。彼女とは、佐藤ひろみさん。
名前は、見た事も聞いた事もあった。ジャズボーカリスト。兄貴とはつながりが合ったらしい。
ステージで演歌を歌うのは、初めてだったらしいが、美空ひばりさんの「悲しき口笛」はとても良かった。「さすが!」と思わずにいられない。


勿論、この後ジャズナンバーである邦題「恋人よ我に帰れ」を歌い上げる。
声に圧巻。そう言えば、彼女の衣装も白だった。


 多分ここでだったと思うが、メンバー紹介。
ホーンメンバーには、本職は、学校の先生やサラリーマン、学生と言う方がたくさんいる。ちなみに、兄貴はやはり女の子好き。
女の子の紹介の時は、必ず、肩を組んだりしていた(笑)。

 これぞビッグバンド!という曲で、「in the mood」。軽快なホーンで、景気良く始まった。


 邦題「A列車で行こう」が、続いて演奏。
 
本編最後の曲は、兄貴のオリジナル。
健ちゃんの富山イベントの時には、よく演奏されていた曲でもある。結構、軽快な曲。
最初、グランドピアノを弾いていた兄貴だが、途中で、花道のセッティング場所に移動。
しばらくすると、健ちゃんが同じ様に花道に登場。
2人での演奏を聴きなれているせいか、2人揃うと、馴染み深い印象になる。

 本編ラスト3曲のうちどれかの曲だったかと思うが、ドラムとベースのソロも聴き所だった。

ドラム米原氏のソロは、ミッチーバンドのドラムで聴くようなソロの印象(テクニックとかそういう問題ではなく、リズムの印象が)。


なんでも以前は、ファンクをやっていたとメンバー紹介で話されていたので、ミッチーバンドのドラムで聴いてもおかしくないなという、印象になったのかも。


武田氏のベースは、チョッパーベースが凄かった。両者とも、炸裂。

 本編終了後、一同会してお辞儀。

 アンコールでは、「Isn't she Love」。兄貴は演奏前に、有難うと、挨拶をしていた。
ちょっと目が潤んでいたようにも思ったが、今の思いを伝えた。アンコールも、健ちゃんは出ていたかと思う。
21:00頃終演。

 アンケートを記入している間、席に、健ちゃん関係のおしりあいがやってくる。 席を教えていたわけでもないが、分かっていたらしい。

アンケート記入後、ロビーに出る。しばらくすると、兄貴が出てきた。
兄貴とも少しだけ話をした。入場時に預けた花束が置いてあったので、それを持って兄貴に渡し、証拠写真(笑)を、撮った。
兄貴は、「なんだ〜着替えてこなけりゃ良かったなぁ」とこぼしていた。


 写真を撮り終え、我々は、「さ、夕飯どうしようか〜」と言いながら、車に向かい、富山のホテルに向かった。

 ライブは、非常に楽しかった。
 13人のブラス構成なんて、そうそう聞けるものではない(オーケストラは別として)。かっこよかった。
これだけでも、朝4時に起きて、走ってまで電車に乗れなかったという思いをしながら、富山に来て良かったと思う(まあ、このコンサートがあったから来たんだけど)。

 今回、パーカッションを担当していた、池畑外雄氏の演奏も以前聴いた時と印象が違うし。
 学生のホーンメンバーもソロを取ったり、本当に、音を楽しんでいるという感じがした。
とにかく、皆楽しそうだった。


あそうそう、兄貴が、何回も衣装を替えるとは思わなかった。ベージュのカジュアルなセットアップ(赤のインナーと赤の靴下がポイント。ショルダーキーボードとも合っていた)から始まり、4着くらい。最後は、タキシード(刺繍入り)  健ちゃんが、ゲストで登場というのも、ちょっと前に知った事実。 兄貴との演奏は、息ぴったり。なんだかんだと、ここ数年、1回は、2人一緒の演奏を富山で聴いていることになっているような。今回は、たまたま、2度おいしいという事になったんだけどね。


ちなみに、このコンサートは、「ズームアップ!郷土の音楽家たちコンサート2002」と名打たれた内容。
趣旨は、「本県出身又は県内在住の優れた素質・実力を有する演奏家に発表の機会を設け、広く県民の皆様に紹介することを目的に開催しているコンサートです」だそうだ。